忍者ブログ
有志の学生などによる団体です。 2016年度から施行された東京工業大学の教育改革によって起きた問題点が非常に多いことを受け、発足しました。 東工大の教育の改善を目標とし、 総務課・教員への提言書作成/ 大学の問題聞き込み・議論/ 「スーパーグローバル大学等事業」などの情報収集/ 署名運動 などを行っております。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


この記事を共有する

問題点・改善点・方針のまとめ


学士課程についての問題点・方針



【解決済み】[問題点]【2016/4/4学科所属振り分けミス事件】
授業開始の1日前、学科所属の振り分けミスが発覚。その日に別の学科に移ることになった生徒が数人発生した。未だにこの事件についての情報公開は未だなされていない。
振り分け先の発表が4/1という遅い時期に行われるのも問題。

[問題点]【学科振り分けアルゴリズム未公開問題】

東工大では1年→2年と進級するときに学科振り分けが行われる。が、その振り分け方に一部不明な点があり、振り分けミスがあるのではないか、という疑念が起こり生徒の間では不満が高まっている。実際に2016年度には振り分けミスが起きた。

[問題点]【文系科目と必修の重複】
応用化学系等で起きている問題。応用化学系の2,3年生は、週2回は午後はずっと必修の実験。だが2016年からは文系科目も週2回化し、曜日が噛み合わず、午後に行われる月-木や火-金の週2回講義が軒並み履修できなくなった。

[問題点]【四大学連合・複合領域コースの学生の負担増】

当コースは、他の大学から東工大に来て講義を受け、単位を互換できる制度である。しかし2016年から週2回の講義が増え、他大学から東工大に来るのが学生にとって大きな負担となった。

[問題点]【文系教養科目の講師に本学のシステムが十分に伝わっていない】

「100点中60点で単位認定」「点数が高いほど進路振り分け等で有利」「この授業は学部生向けではなく大学院生向け」などの基本的なシステムを、講師が認識していなかった問題。学生に対して講義資料やシラバスを公開できていないなどの実害も出ている。


[問題点]【分厚すぎて分かりづらい時間割】

従来、東工大では学年ごとに紙1枚の見やすい時間割が用意されていた。
しかし2016年からは1つの百数十ページほどの冊子になり、時間割が読めない学生と講師と事務員が続出。今もなお混乱が続いている。

[問題点]【学部4年用の授業がどれか分からない】
時間割上、3年生と4年生の講義は「300番台」として一纏めになった。そのため4年生用の講義を3年生が受講しようとする問題が起きている。時間割だけからでも4年生の講義かどうか判断のつくものにはならないのか?

[問題点]【過渡期の学部学生が受けられる文系科目の数が減少】
2016年度の新入生から文系が13単位だけで卒業できるようになり、1年文系の授業は全て必修/選択必修になった。そのため1年文系を上級生が受けることは難しく、また将来的に文系の講義はどんどん減るだろう。
一方在校生は18単位で卒業という条件は変わらず。条件緩和はできないのか?

[問題点]【新課程と旧課程の学生が混在】
2017年から新旧課程の学生が混在し、うまく運営できるかの保証ができていないとのこと。
教職員・学生にとって、2017年は最も厳しい状況に置かれるという話も。教職員側は対策を用意しているのか?

[大学の方針]【水34の学部文系科目がなくなっている】
水曜の3-4限は大学院の文系教養科目のため、学部向けの文系科目が無くなった。
そのためこの時間帯に授業を入れる難易度が上がり、水曜日は全休にする生徒が増えている。水曜午後のサークル活動に人が来づらくなる
という問題も……。

[大学の方針][問題点]【3年2Qに必修がほとんどなくなるが、他のクォーターに必修が集中】
3年2Q~夏休み を利用して留学してほしいとのこと。しかしそのせいで、例えば1Qに必修が5授業、2Qには必修がない、というバランスの悪すぎる時間割となった。学生の負担は増すばかりだ。

[大学の方針][問題点]【年間上限申告数が60単位→48単位と大幅に減少】

[大学の方針][問題点]【理工系教養科目の必修化】

[大学の方針]【新課程から英語テストをTOEICからTOEFLに変更】

[改善点]【第二外国語にイタリア語・韓国語・スペイン語が追加】
しかし、3年→4年の進級条件には使えず、既存の第二外国語(独語、中国語、露語、仏語)を2単位取らなければならない。
そのため伊語、韓国語、スペ語は事実上の「第三外国語」と化している。

[改善点]【B4のとれる大学院講義が10単位に増加】
なお肝心の大学院講義は英語化している模様。また、400番台講義しか履修できない。
学科に依っては、4単位しか取れなかったり従来の2単位のままだったりしている。

[改善点]【履修取り消しの期間が短くなった】
2015年度までは履修取り消しは「期末テストの前の講義」まで認められていたが、2016年度からは講義が始まって3週間半程度となった。
期末テスト寸前の履修取り消しを嘆いていた教員もかつては居たが、この変更によりその心配はなくなった。

[大学の方針]【英語での式辞】
三島良直学長が2016年度入学式にて、英語での式辞を行った。なお、式辞の日本語訳が配られていたため、当の新入生は学長のほうを全く向かず、全員がうつむきながらの入学式となった。

[大学の方針]【スポーツが必修から外れる】
2016年度の新入生から、スポーツ実習および健康科学の授業が、進級条件(1年:1単位、3年:3単位)からともに外された。スポーツ実習
が原因で留年する恐れはなくなった。が、東工大生の不健康さに拍車をかける危険性もある。


大学院全体についての問題点・方針


[大学の方針][問題点]【大学院講義の英語化】 
2019年度末までに東工大大学院は、全ての講義を英語化する方針。2016年度では実際に英語講義が増えたが、講師は英語での講義に慣れておらず、進度が非常に低い、生徒が十分な理解に至らない、質問がしづらい、などの問題が起きている。

【解決済み】[問題点]【出張用務等確認書】
「出張のたびに、学会等の出席者2人以上にサインを求める」という、他大の教授陣に対して失礼極まりない制度。東工大の教員・学生の出張をしにくくしていた。他大学からの評判も悪い。詳細は以下。
http://togetter.com/li/860145

現在はこれが無事に行われずに済んでいる。

[問題点]【東工大大学院の志望者低下か?】
数々の諸問題を抱えた教育改革のせいで、東工大大学院への進学を断念し別の大学院を検討するB4が続出(データとしては顕在化していない)。受験者の減少に伴い、学生の質の低下が予想される。

[問題点]【院試の英語比重増加か?】
採点方法は不明だが、「専門科目は自信ないが英語はできる」という学生の入学が年々増えている模様。大学院としては、専門科目と英語、どちらの知識をもった生徒を優先したいのだろうか?


[大学の方針]【修了要件で文系教養科目・キャリア科目が増加】

修士の場合は2単位→5単位と、博士は4単位→6単位と増加。
学士は18単位→13単位と減少したが、そのテコ入れか?だが、大学院生は学部生よりも忙しく、1単位の価値はより負担になる。教養をやるのは学部だけで良い。

[問題点]【教授陣が研究室にいる時間が短くなる】
講義の準備に忙しくなってしまい、研究室に居られる時間が短くなってしまうとある教授がこぼしていた。特にすずかけの教授が大岡山で講義をすると負担とのこと。


修士課程についての問題点・方針


[問題点]【修士の教養科目講義が少なすぎる(1)】

修了要件において、教養科目・キャリア科目は従来の計2単位から増加し計5単位となった。しかし、1Qにおいて400番台文系教養科目の講義は一切存在しないカリキュラムとなっていた……

[問題点]【修士の教養科目講義が少なすぎる(2)】
文系教養科目は修了までに3単位必要であり、ほぼ全てのM1の学生が履修することが予想される。にも関わらず2Qでの全講義の収容人数は1229人。修士1年の数は1700人以上。
教務課は、M1全員が履修することを予想していなかった模様。

[問題点]【修士を1年で卒業できない】
修士課程修了のために必要な1単位500番台の文系教養科目は、M1は履修できない。そのため1年で修士卒業はできない。また、M2の研究時間を奪うという問題も起きている。
早期卒業と研究活動を妨げるほど、教養科目は重要なものなのか?

[問題点]【週2回講義により時間的負担が増加】
研究室での実験やゼミは時間がかかるため、実験やゼミの時間を十分取りたいのが大学院生の本音。しかし、週2回講義になったせいで月火木金はどこも講義が入り、水曜日は教養科目がある。一体、いつ実験とゼミをすればいいのか?実験系院生全員に土日を割かせるつもりか?

[大学の方針]【副専門学修の単位数増加】
修士課程において、他コースの規定の単位を取ることにより「副専門学修」として学位が与えられる。しかし昨年度までは大学院の講義8単位で良かったのが、2016年からは学部の講義を合わせて16~18単位必要となった。


博士課程についての問題点・方針


[問題点]【博士キャリア科目を修士で先取り履修できない】
かつての博士の教養科目は修士で一部が先取りできていたため、博士の研究活動や出張等には大きな支障はなかった。だが2016年度からは先取りが出来なくなり、より修士と博士の溝が深まったシステムとなった。
修博一貫教育とは何だったのか?



学科(系)ごと・授業ごとにおける個別の問題点・方針


[問題点]【化学工学コースの準必修授業が減少】

化工では、進級に☆印の単位が20単位必要。
2015年度まで☆32単位の授業が開講されていたが、2016年度では☆が22単位に減少。相対的に卒業条件が厳しくなった。


[問題点]【高分子の4年用の授業が500番台に……】
2015年度まで開講されていた「■■」の講義は、2016年度には同様の内容でM2向けの
500番台として開講された。だが500番台なのでB4は履修できず、また修士は同じ内容の講義をもう一度やることに……
【注:書きかけです】


[問題点]【材料系、一部大学院講義がすずかけで開講し行きづらい】


その他についての問題点・方針



[問題点]【教員が教育改革に対する自分の意見を言いづらい】

学生の意見を聞き入れる制度として、「学勢調査」や「学長ご意見箱」などがあるが、教員の意見を聞き入れる制度は存在しない。


[問題点]【学食のメニュー、少なくなる】
主に、一部界隈で有名だった一食の「とり天丼」が消えたのが大きい。「とり天丼」はリピーターがおり、メニューを言わなくても顔パスでとり天丼が出てくるという生徒もいた。それなのに……


[問題点]【学食・弁当のメニュー、高くなる】
弁当のメニューが20円ほど高くなった。どうやら募金をしているという話だが詳しいことは不明。「そのうち値段は元通りになる」と弁当売場のひとは語る。


[実例]【講義が100%英語化した韓国の大学、自殺者5人、うち1人は教授】
大幅な教育改革を行ったKAIST(韓国の大学)では、2011年に5人もの自殺者を出した。英語化だけでなく、学生運動を禁止するなどの言論統制を行ったのも原因のひとつと見られている。


[実例]【2014年秋から講義が英語化した東大化学科、志望者減少により2年連続定員割れ】


国立大学としての問題点・方針


 [国の方針][問題点]【授業料値上げか?】
従来は年間54万円であったのが、予算を生徒の学費で賄おうとすると将来的に年間94万円になる、という試算が発表された。大学の質を保つためには必要なのかもしれないが……

国立大授業料、54万円が93万円に 2031年度試算:朝日新聞デジタル 
http://www.asahi.com/articles/ASHD15H4PHD1UTIL03D.html

[国の方針][問題点]【国立大学法人への交付金減少】


[国の方針]【大学の国際化】


[国の方針]【リーダーシップ教育の重視】


[大学の方針]【QS世界大学ランキングで10位以内に入ることを目標に】

PR

この記事を共有する